先月、娘と私は別々の車で
自宅へ向かっていました。
娘はホッケークラブ、
来季メンバー選抜試験を終えてのことです。
あと10分で自宅、という時に、
娘から電話が入り、
泣きながら
“I got hit!”
と言うのです。
「ついにぶつけたか?」
と思ったのですが、
「いや、待てよ、
“I got hit”
だから、
『ぶつけられた』
って意味だよな?」
とまず自分の英語を確かめる、
私、ダメ母ちゃん(苦笑)
娘は完全にパニック状態で
過呼吸を起こしていました。
「どうしたら良いの?」
「自分の現在地が分からない」
と言う。
私も事故の状況が分からないので、
「まずは車を安全な場所に停めて、
危険を避けることが優先!」
「そっちへ行くから、とにかく安全確保!」
「過呼吸してないで、ゆっくり深呼吸!」
という指示を出して、
まずは私も車を一度停めました。
この時、
「あー、ロケーションシェアしてて良かった!」
と心底思いました。
私と娘はお互いの現在地が
地図上に表示されるシステムを
携帯電話で共有しているのです。
娘の現在地はここから10分弱。
大通りの角を曲がってから、
すぐに消防車と救急車が見えました。
現場に到着して、
まずは娘と会話。
さっきよりは少し落ち着いた様子ですが、
まだまだ過呼吸気味。
事故内容はというと、
赤信号で待っていた車列に、
前方不注意の車が後ろから突っ込んだ、
というものです。
合計5台の事故、
1番被害の大きな車は
突っ込んで行ってしまった最後の車、
(黒い車)
2番目に被害の大きな車は
娘の車
(水色のスバルちゃん)
でした。。
娘はど真ん中だったんです、
だから後ろと前とで
サンドイッチ状態。
救急隊のお兄さんたちが言うには、
「この子が何度も衝撃に耐えた子」
とのこと。
彼女自身は
「背中が痛い、
でもクビは回る、
あと足を打った。
開けたばかりのドリンクがこぼれた、
車がぁ。。。
あぁぁぁぁぁ。」
という感じ(苦笑)
そして
「私、ダイジョブ、
歩けるよ?」
と言うのですが、
救急隊の人たちも
「この子は念のため、
診てもらったほうが良い。」
とのことで、
娘は救急車で病院へ搬送されました。
それにしてもスバルちゃん、
見た目よりもダメージがヒドイ。
ボンネットの中もダメージあるし、
ハッチパックの後ろは開かないし、
後部は下から見ることができたのですが、
覗いてみたらかなりボコンボコン。
ボディがかなりの衝撃を
吸収してくれたようです。
後から駆けつけてくれた警察官の方たちに
連絡先を渡してから、
私は娘が搬送された近くの病院へ。
救急外来に患者さんが居たのと
小児科のほうが空いていたのとで、
両方にかかれる16歳のうちの娘は
小児科へ回されていました。
レントゲンを撮ってもらったら
骨折やヒビはないものの、
診断は軽い脳震盪、
ほぼ全身ムチ打ち。
看護師さんたちには
「そろそろアドレナリンが切れて来ると思うから、
痛いところも出て来るよ。
それはガマンせずにどんどん言ってね。」
と何度も何度も言われている娘。
自分でも
「あー、なんかわかって来た、、、
クビ回らないし、肩痛い、腰痛い、
この電気もまぶしいなぁ。。。
アドレナリンってすごいんだねぇ。」
と今更ながらにアドレナリンを称える娘(笑)
2、3日はムリ厳禁、
という注意付きで救急から出してもらえた娘。
脳震盪の影響から、
まぶしい&頭痛で、
ほぼ暗い部屋で、
翌日からの丸2日を
費やしたとさ。。。






