お医者さんや学校の書類で人種を書き込む欄があります。
こんな⇩感じです。

書類にあるチェックリストはこの通りです。
□ Caucasian (白人)
□ African Black (黒人)
□ Latin American (ラテンアメリカ系)
□ Native American (ネイティブアメリカン、インディアン)
□ Asian (アジア系)
□ Pacific Islander (太平洋諸島)
□ More than Two (2つ以上)
□ Other _______________
□ Don’t want to answer (答えない)

さてさて、本日は私の知り合いのフランス人の話です。
彼は大学院生の最後にインターンをしないといけなくて、
それでシリコンバレーに来ました。
彼がアメリカに来た翌日に知り合ったのですが、
英語は喋れてもアメリカに住むのは初めてです。

夕飯を一緒に食べながらの会話の中で、
彼「今日、初めてお医者さんへ行ったんだけどね」
私「あー、初めてだから、たくさん書類書いたでしょ?」
彼「うん、あんなにいろいろ書かないといけなんだねぇ」
私「全部大丈夫だった?書けた?」
彼「大丈夫だった。でもなんで人種のこと、聞くんだろう?」

ここで彼の顔が不思議ちゃんになった。
あ、なんかまた変化球、来そう、、、(←私の直感)

彼「なんで白人って欄がないの?
African Black (黒人)ってあるのに、
European White (ヨーロッパンの白人)っていつもないよ。
なんでコケージア(Caucasia)だけ国名が出てるの?」

やっぱり来た、変化球!(笑)

私「白人って言う欄? コケージョンって欄、あったんでしょ?」

ん?彼の顔、不思議ちゃんのまんまだぞ?
なんか会話、噛み合ってない?かも???

 

彼「コケージョンはあったよ、
でも僕はコケージョンじゃないもん。
僕も僕の両親もコケージアの出身じゃないよ。」
私 「ん? え?コケージアって国なの?聞いたことないよ?」
彼「昔、ヨーロッパにあった小さな国だよ。
なんでそこの国名だけ
アメリカの人種欄には出てくるの?」

おぉぉ、そういうことか、まいちゃん、わかった!
一緒に謎解きしよう!


私「あのね、アメリカでコケージョンって言うと、
大雑把に白人という人種をさしているの。
コケージョン=ホワイト、白人、という意味。」
彼「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

ここにきて、彼はびっくり仰天!


彼「じゃぁ、僕はアメリカにいたらコケージョンなの? (仰天顔)
なんでコケージアが白人って意味なの?なんで?!」
私「うーん、それは私も知らないなぁ。。。」

私「ねーねー、今まで人種の欄になんて書いてたの?」
彼「Otherってとこにチェックして、
European(ヨーロッパ人)って書いてたよ~!」

ここで私と彼で大笑い。
だって彼は見るからにバリバリの白人さんなんだもん。


病院で彼の記入した用紙を受け取った人、
びっくりしただろうなぁ。
だって白人に☑チェックマークを付けずに、
Other(他)の所に☑チェックマーク入れて、
European(ヨーロッパ人)って書き込む人は珍しいと思うもん。