私の息子は
ただいまニューヨーク大学に
在学しております。
夏休み中なので
実家に戻ってきているのですが、
夏期授業を取っているため、
自宅からオンラインで
受講しています。

月、火、木、週に3日ほど、
4-5時間の授業があります。

休憩中は席を立ち、
いつも軽食を作る息子。
今日はなぜかため息をついてます。
「どうした?疲れた?」
という私の問いに、
「いやぁ、子供が叱られててさぁ」
と言うではありませんか。。。
事の発端は、
授業中に先生が
“OK, let’s try this problem,
I give you a few minutes.”
(「数分あげるから、
この問題を解いてみて」)
と生徒さんに時間を与えた時です。
(この時、うちの息子も問題を解いている最中でした。)
静かな授業中だったのですが、
後ろで先生の子供の大声がしていて、、、
それで先生が
「静かにしなさい」
と子供に向かって言ったそうなんです。
この時、受講中の生徒さんは、
「ん?先生、何言ってるんだ?」
と話していたそうです。
そうなんです、
先生が子供ちゃんに対して
「静かにしなさい」
と言ったとき、
それは日本語だったんです。
でもうちの息子は
数学の問題を解いている最中だったので、
何語で話しているかなんて
全く気にしていなかったのです。
でも子供ちゃんは静かになるどころか、
面白がって先生(お父さん)に
もっとちょっかいを出し始めた様子。
この時の子供ちゃんが言ってることも、
うちの息子は理解していたので、
内心、
「おいおい、それやったら父ちゃん怒るぞ?」
と心配していたのですが。
やっぱり案の定、、、
先生が
「おいこら、おまえ、何やってんだ。
ちょっとこっち来い!」
と言ったそうなんです。
そこでうちの息子は震え上がったのです、、、
なぜって、理由は簡単。
彼自身、何度もそうやって
怒られていますからね、
親の怒りの温度を感じ取れちゃう(苦笑)
今でも
「何やってんの!」
とか
「ちょっとこっちおいで」
は耳にするとビビるそうな(笑)
でも息子の頭は、
ビビった直後に「???」です。
「ちょっと待って!?
なんでみんな先生の言ってること、
わからないの?
えぇぇぇぇ?
なんで俺は分かってんだ?」
そう、ここで息子も現状を把握しました。
この先生、
子供を怒っている時は
全部、日本語だったのです。
どおりで
うちの息子が震え上がるはずだ!(笑)
数学の先生は
アフリカ系の黒人の先生で、
どちらかというと
英国英語を話す先生だそうです。
「まさか子供ちゃんとの会話が
日本語だとは思わなかった!
マジで、アメリカに居ても、
日本語でヘンなこと言えないわ。
こりゃ先生の奥さん、
日本人で決定だよねぇ、、、。」
そうそう、
日本人って少数民族なんですが、、、
日本語のわかるヒトは
「えぇぇ、あなたが日本語ぉぉぉ!?」
って具合に
急に出現するんですよね(笑)
「今日は妙なストレスがかかった授業だった(苦笑)」
と言う息子、
今晩も宿題に追われております。
