日本では
「米国産牛肉」
とひとことで言われてしまいますが、
いやいやいや、
牛さんの育つところによって、
ひとことで言いくるめられないぐらいに、
味が全然違うんです。
私が20年近く住んでいたカリフォルニアでは
放牧されていた牛さんのお肉は
Grass Fed (グラスフェッド)
と呼ばれていて、
ひとつのブランド肉、
高級肉として扱われています。
狭い飼育所ではなく、
放牧されていて
草を食べて育った牛さん、
という意味です。
当然ながら、
こちらは
かなりお値段も高めです。
でも個人的には、
普通の牛肉とこの「高級肉」と、
あまり味の違いは感じなかった、
そんなところです。
値段は結構違うのにね、、、
「あー、損した気分」
というのが本音だったような。(苦笑)
フロリダに来てから
「私の気のせいかな?」
と思っていたのですが、、、
いつものように
コスコで買う牛肉、
「前よりずっと美味しい。
なんていうか、
こう『旨味が濃い』ような、
そんな気がする」
のです。
家族にも聞いてみると
みんな同感だというのですが、、、
「でもお肉を買うのは
前と同じでコスコだよ???」
後日、アイスリンクで
こんな牛肉の話をしていたら、
ここフロリダ出身のヒトが
教えてくれたんです。
フロリダ北部の横に長いところは
ほとんどが農場や牧場だそうで、
牛の放牧は当たり前。
建物の中で育てるなんてことは
しないんだそうです。
そんなことをやる必要ないし、
そのほうが経費がかかるし、、、。
「牛さんが
Grass Fed(牧草を食べて育つ)なんて、
当たり前じゃろが!」
ですって。
付け加えると
「ここらへんで売られている牛肉は、
ほぼ全部フロリダ産だよ。」
とのこと。
彼らにしてみると
「どうしたらGrass Fedなんていう、
『ブランド肉』
になりえるのか、
理解できない」
確かにお店にも
Grass Fedは
「ブランド肉」
として出ているけど、
買っている人を
あまり見かけません(苦笑)
さてさて、
こんなフロリダの
牛肉事情を知ってから、
ときどーきしか店頭に出ないコスコのトマホーク、
買ってみたら大当たり❤
このお肉自体、
安くはないです。
が、
これをレストランで食べるより、
自宅で調理するほうが、
はるかにお得です。
いつも店頭にある品ではないので、
最近は見かけたときに購入し、
冷凍しています。
こちらの⇧お肉は
ラッキーなことに
本日店頭に並んでおりました。
(なので1度も冷凍されていません。)
ドライスパイスを付けて
グリルで焼きます。

こんな具合で、
片面7分ぐらいずつ焼きます。
うちの旦那は
ワインを飲みながら
やってます。
グリルで焼くと
余分な脂が
どんどん落ちてくれるので、
嬉しいです。

かなり大きいので、
骨からまず切り離します。
そして切り分けます。
ちなみに、、、
この骨ですが、
後ほどワンコの御馳走になります❤

うーん、今日のも良い具合に
ミディアム~レアです。
「すべての命に感謝して、頂きます。」