先週、息子が大学の学生寮に入居しました。
学生寮はニューヨークのブルックリンにあります。
ニューヨーク州からの通達で
ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット、
この3州以外から来る生徒さんが大学に通うには、
2週間の自室待機をしてから、
という条件をクリアしないといけません。
州外から来る生徒さんのたちのために、
寮も予定より2週間早く大学側が開けました。
この3州外から来る生徒さんはみんな
今この2週間の自室待機を余儀なくされています。
自室から出られません。
(寮の自室から出てお出掛けした子が数人いたようですが、
彼らにはすでに処分がくだされ、自宅へ送り返されました。)
食事は3食分用意してくれるそうで、
部屋の前に置いておいてくれる、とのことでした。
しかし、この大雑把なアメリカで毎回3食が配られるかというと、
それは現実的ではありませんよねぇ(苦笑)
実際には1食しか来なかった日もあるし、
2食しか来なかった日もありました。
うちの息子はデリバリーのオーダーも慣れているので、
まったく問題はないのですが、
これ、デリバリーに慣れていない子や留学生は
本当に大変だと思います。
ちなみに、息子の話では
「今夜は食事が来そうもないな」
と思い、ウーバーイーツを頼んだ夜のこと。
頼んだ食事が来たと思ったら、
同時に大学側からの食事も到着、
しかも4食も一度に来たとか、、、(笑)
「部屋に冷蔵庫があるから良いけどさ」
とさすがにあきれていましたね。
その頃、大学側は
「8000人分の食事を用意しているけど、
こんな事態は今までなかったことなので、
理解してほしい」
というEメールを生徒の親に向けて送信。
2週間の自主待機、開始から5日目、
大学側もすべてのコーディネートはあきらめたらしく、
「夕飯はもう用意しません
「そのかわり、夕食はGrabHub(グラブハブ)を使って、
自分でオーダーしてください。
毎夕食30ドル分のクレジットを出します。」
という通達が生徒に出されました。
毎夕食、デリバリー代を含めて30ドル、
これはかなり豪華ですよ~❤
貧乏学生には夢のようなディナータイムでございます(笑)
毎回30ドル、でもこれは使わない分を繰り越しできないそうです。
「30ドルしっかり使わないともったいない!!!」
「こんな機会は滅多にないんだから」
と、自分の食べたいもの以外にも
前菜やらデザートやらもオーダーしているそうです。
どうやら寮に入っている生徒さんたちは
顔は合わせられないものの、
オンラインで繋がっているそうで、
どこの何が美味しかった!と写真を付けて
毎日の食事内容を交換しあっているそうです。
そしてどんどん小さなお店が廃業に追いやられる中、
「大量の食事を大きなところに頼むより、
個々の生徒が小さなお店からオーダーするほうが
小さなビジネスのサポートにもなる!」
と言っているそうです。