日本の縫い物製品、
渋い色や落ち着いた柄の
生地が多いですよね。
あまりパッと鮮やかな色は
好まれない傾向にあると思います。

それに加えて、
私がいつも
「❤あぁぁ、素敵❤」
と惚れ込んでしまう理由は
外からでは見えないところへの
配慮やおしゃれ。
そう、それはずばり
「内生地」
の使い方です。


ちょっとバッグを開けたときにだけ見える
内生地の柄、
ポケットに手を入れたときにだけ見える
そのポケットの内生地、
裏返しにしたときにしか
見えない「内生地。。。

内生地の使い方が
控えめなのに、
なんて大胆なんでしょう!
これは日本の縫い物の
特徴だと思います。


私は個人的に
パッと見て
すべてが分かってしまうような
物は好きではありません。

そのヒトしか知らない、
そのヒトにしか見えない、
「使い手さんの楽しい秘密が満載」
そんな物作りが好きです。

こんな私の物作り。
さてさて今回はと言うと、
大学生の息子が
今でも大好きな
「スヌーピー」
をお題にしてみました。

よし、トートバッグを
作ってみよう!
外ポッケの端は
彼の甚平と同じ生地して、、、

出来上がりほやほやで
手渡したら。
彼はすぐにニンマリ。


そして中を開けて
「あー、まいちゃんは
やっぱり日本人だねぇ!
これこれ、これだよぉ!!!」
と痛く感動してくれました(笑)

外はほぼ真黒なキャンバストート、
でも中はスヌーピー。
バッグを開けた人にしか見えない、
もったいぶったスヌーピーの
使い方をしてみました。

日本人からしたら
珍しくないデザインなのですが、
これがアメリカではないんです、
ホントに見かけない。


そんなわけで、
こんな感じのトートバッグを
手作りとして縫って、
アメリカ国内で
売ってみようかなぁ
なんて考えている今日この頃です。