「明治神宮」
と聞いて、
「あそこは神社じゃないよ」
という人も多いのは確かですね。

でも「天皇を神」として崇拝していた、
本当にあったそんな過去は
きっと忘れてはいけないのだと思います。

アメリカ育ちの娘にとって
神様、神社、そして天皇、
どれも独特です。
日本らしいとも言えます。

うちの息子も娘もカリフォルニア育ち。
アメリカの中でも
西海岸は今でもアジアからの移民が多く、
子供たちは多文化の中で育ちました。
そんなこともあり、
「違う」ことに対して、
かなり柔軟な考え方や対応をします。

「違い」は「間違い」ではないし、
「違い」は「怖い」ことでもない、
ちゃんと学ぶべきこと、
ただそれだけ。

娘が言う。。。
「明治神宮が他の神社と違うのはわかった。
でもだからと言って、
神社ではないと否定するのは、
その時の人たちを
否定することになるんじゃないのかな?
それは失礼だよねぇ。
日本はいろんな神様が居ても
良い国なんだし。。。」

「たくさんの神様が居てもオッケー、
そんな宗教って珍しいんじゃない?
やっぱり日本は良いよねぇ❤」

そうなんですよね、
キリスト教系やイスラム系の宗教では
神様はひとりだけ。

日本の八百万の神々は
「神はひとりじゃないんです」
「それぞれ役割分担がありますので、、、」
なんても言っているらしい。

きっと日本の神様からしたら
「どうして海外だと
神様はひとりじゃないといけないんですか?」
という疑問すら感じるのではないでしょうか?
実際、感じている日本人も多く、
私もそのひとり。。。

この疑問、投げかけてみたことがあるんです。
きっと相手が悪かった、
というのもあるんだとは思いますが、
もうしません。
宗教戦争になるところでしたからね。
「神がひとりじゃないなんて、
人としていかがなもんか?!」
という説教、
いや、個人的な宗教観念を
押し付けられました。
相手は私が日本人だと知ってのことです。
「ヨーロッパのキリスト教系宗教戦争、
未だにやってんだなぁ」
というのが
良くも悪しくも
あの時の私の感想です。

なんだかんだ、
やっぱり私は日本の神様たちが好きです
いちばん私には合っているし落ち着きます。
いろいろな神様が居ても良い。
沢山の神様を大切にしても良い。
海外に向かって
声を大にして言い放ちたい、
「一体これの何が悪い!?」

アメリカ育ちでも息子と娘は
たくさんの神様を大切にしています。
そこは日本的で、
そうであって良かった。
だってお友達の神様だって
大切にできるんだよ?
これって平和への一歩じゃないのかな?

今日もこんな大袈裟みたいだけど
大事なことを考えていました。