「菊の花」
と日本人が聞くと、
当然のごとくそれは仏花であり、
贈り物として買う時は
お墓参りや仏壇への
「お供え物」
としてです。
決して記念日やお祝いとして
ヒトに贈るお花ではありません。

 

しかしこれは日本の常識であり、
アメリカ人は知る由もない。

ちなみに
アメリカでは
きれいに咲いている菊の花、
人気は白と黄色。
鉢植えもあれば切り花もあり、
あちこちで売られています。

そのきれいに咲いた菊の花をみて
「わぁ、キレイ!
僕の奥さんにお花買おうっと!」
と奥さんの喜ぶ顔を
思い浮かべながら
アメリカ夫は購入するわけです。
気分はルンルン❤

御察しの方もいらっしゃるとは思いますが、
悲惨なのはここからです(笑)

自宅に着いて
ルンルンなアメリカ夫は
日本妻に
「きれいなお花、
キミに似合うから
買ってきたの。
はい、プレゼント❤」
と大きな笑顔をして
お花を手渡すのですが、、、

受け取った日本妻は
大抵の場合、
ここで硬直します。

笑顔にならず
お花を見つめたまま
ただ静かにかたまる日本妻を見て、
アメリカ旦那は
「ヤバい、何か地雷を踏んだらしい!」
と気付くわけです。


日本妻はというと、
体が固まったまま、
頭の中でグルグルしています。

きれいに咲いた菊の花、
「キミに似合う」
とはどういう意味だ?

これは嫌がらせか?
それとも腹いせか?

いや、彼は仏花ということを
知らんだけか?


このアメリカ旦那の失敗、
最初の2回ぐらいまでは
許されますが、
3回目ぐらいからは
「何度言ったら分かるんだ!」
とさすがの日本妻も
本気で怒ります。
アメリカ旦那の
「忘れた」
なんて甘い言い訳では
逃れられません。

こういうことの繰り返しが
離婚の原因になるんですよねぇ。
日々の学び、
どんなところでも大切です。