昨日の夜に引き続き、今夜も厳戒態勢が敷かれていて、
夜の9時から朝の6時までは外出禁止令が出ています。
緊急のお仕事(救命士さん等)をしているヒト以外、
建物の外にいることが許されていません。
外を歩き回っていると、
警官にペッパースプレーをされたりペイントボールを投げられたり、
虐待のような扱いをうけても当然な昨日今日なのです。
実際、ペッパースプレーをされた女性がうずくまって動けないのに、
警官が彼女の胸を蹴り、彼女は後ろに転がり、、、
というビデオもネット上で流れています。
警官をお仕事にしている人たちだって
こんな人たちばかりではないんですが。。。
でもどんな市民が警官を狙ってくるかわからない、
だから誰でも市民みんなが敵、
そんな警官の方々の行動も続いています。
COVID-19の問題がまた残っているのに、
先週からは人種差別問題が発端となって、
先ほど夕方のトランプ大統領の演説により、
ほぼ内戦状態に陥ったと言っても過言ではありません。
大統領は市民の暴挙に対し、軍隊を派遣すると断言しました。
武力行使をすると公言したのです。
事の発端は、、、
手錠をされている黒人男性がひとりの白人警官によって
公の場で殺害されてしまいました。
手錠をされた黒人男性は道路にうつぶせになっていて、
彼の首を白人警官がヒザで路上に押さえつけていたんです。
頸動脈を大のオトナの男性が体重かけてヒザで押したら、
そりゃ柔道のシメ技同様、
10秒もしないで落ちますよ。
周囲で目撃している人たちが
「息してないよ」「死んじゃう」
などと言って止めようとしたんですが、
この警官はこの周囲の人たちにも銃口を向けて
「静かにしないと撃つぞ」と脅しました。
そして彼のこの行為は10分に及びました。
10分も頸動脈を遮断されたら、
当然ですが完全に脳は死んでしまいます。
なんでこんな単純なことが分からないのでしょうか。。。
今の時代携帯電話でいくらでも撮影ができます。
この出来事は瞬時に国内に広まり、
そして当然ながらこの黒人男性の死亡が発表されました。
翌日からこの事件に抗議するため、多くの市民が立ち上がりました。
しかしここでなぜか短絡的でおバカな人たちが暴挙を始めます。
お店の破壊、窃盗、今も大きな街のどこかで暴挙が起こっています。
一体こんな暴挙のどこが抗議なんでしょうか。
早い話、抵抗できない人たち(お店のオーナーさんや従業員)を狙うなんて、
最初に殺害を犯した警官と同じ、
短絡的な自己満足を追求するだけのおバカな人たちです。
こんな暴挙はまったく抗議でもなんでもありません。
警官のひとたちだって、
どの市民が暴挙に出るか分からないからすごい怖いと思います。
とにかく抗議している市民を丸まとめにして
やっつけてしまうしかない、
そんなふうに行動している警官の人たちも多く居ます。
でも静かに抗議していて暴挙に出ない人たちまでが
警官に丸まとめにされてしまう対象となり、
そして政府の用意した軍の武力行使の対象になってしまっています。
こうなると今度は政府側が暴挙に出ていることになります。
夕方の大統領の演説で
「我々は屈しない、暴力にも屈しない」
と言っていたけど、
事の発端は警察官という権限ある人の失態です。
(しかも公の場で処刑殺人したんですよ。)
これは国にも責任があるんです。
すぐに過ちを認め、謝罪をし、これではいけない、
と大統領が世に訴えることのほうが先にすべきことでした。
まさか
「暴挙に対しは軍の武力行使を認める。」
という演説が先に来るとは世も末であります。
どんなお仕事の人であれ、
自己満足しかなく短絡的なおバカはたくさんいます。
一般市民、警官、、、、、
早い話、どんな根っこの人格か、それに尽きますね。