負傷者(詳しくはこちらを→遠征中のケガ)にとって
空港のセキュリティゲートの通過が
こんなに大変だとは思いませんでした。

まず金属探知機のところで
ヒザのガチガチサポーターはそのまま、
でも松葉杖は取り上げ。
そしておじいちゃんおばあちゃんが使う
あの杖が手渡されました。
これには娘も苦笑い。
「ケンケンで行かれる!」
と言って、
ケンケンし始めたら、
「やめて~」
と係り員の人に速攻で止められました。
そうです、
ここでこの子がケガでもしたら
訴訟を起こされるからです。

娘はすっごい嫌そうな顔で
杖を使いながら金属探知機を通過、
あちら側へ行き、
今度は椅子に座らされます。
そしてガチガチサポーターを取り外し、
靴も脱ぐように言われます。
ちょっと待っていると
松葉杖、ガチガチサポーター、靴、
こちらの3点セットは
手荷物検査の機械にかけられ、
安全が確認され、
座っている娘に戻ってきました。

靴下の中に隠し物がないかまで、
調べられてました。

「今日は両方同じ靴下だったんだ。
あぁぁ、良かったぁ、恥ずかしくないぞ。」
と誇らしげな顔(笑)
そうだった、キミは先日、
左右で全然違うの履いてたんだよね。。。

その詳細はこちらから⇩
靴下で「日本人ですか?」

全部装備し直したと思いきや
「よし、B6ゲートだ!」
と言って、
さっさか行っちゃう、
しかも速い!

松葉杖でそんな速く行くって、
危険じゃないかっ?(苦笑)
後をついて行きながら、
ふと横を見ると
テレビ画面に出てるゲート、
B6じゃないような気が、、、?
「ちょっと待って!
ゲート変更されてる。
Cだよ、反対側だよ?」

そうセキュリティを出て右がC、
Bだと思っていた娘は
さっさか左へ行ってしまったのである。
「なんだよー!」
とムッとする彼女。
いやいやいや、私に怒っても困る、
しかもすっごいコワイ顔してる(苦笑)

Cゲートに着いて、
「自宅に帰るか、息子に会いに行くか」
というようなゲート表示でした。
私としては、、、
「クリスマスのマンハッタン❤
キレイだろうな。
今なら人が少ないから写真撮りやすそう。
あ、今フル装備、持ってるやん?!
飛行時間同じなら、ニューヨークへ行ってまおか?」
という気分でした。
隣りには疲れた顔した娘が、、、(笑)
慣れない松葉杖、結構疲れるそうで、
汗だくです。

スターバックスに途中で寄れたから
ちょっと機嫌良くなったけど(笑)
搭乗は誰よりも早く、
一番最初に乗せてくれました。
飛行機会社の配慮です、
ありがたいことです。
「1番前の先に座ったらイイわよ」
とキャビンアテンダントのお姉さんも
とても親切でした。
飛行はいつも通り、
フロリダ半島を
東へ向かって飛んでいました。
エバーグレーズ国立公園(真っ暗)の真ん中を
アリゲーターアリーが突っ切っています。
フォートローダーデール上空、
高速道路が交差しているのもよく見えます。
最近、ゲートに飛行機が居るんですよ。
以前では当然n風景でしたが、
今はこれが嬉しい風景です。
着陸してゲートについて、
キャビンアテンダントのお姉さんが、
「あなたが1番先におりるのよ」
と娘に言い、
周囲の乗客さんを離してくれました。
そのぱぱっとした手際というか、
優先順位があるんですっ!みたいな威圧感というか、
でもケンカ腰ではなく穏やかで、、、
「このお姉さん、状況コントロール上手❤」
と感心(いや、惚れ惚れ)してしまった。

で、下りた途端、大きなお兄さんが
「待ってたぜぇ、乗りなよ」
みたいな感じで言ってきてびっくりした!
娘が
「いや、でも私、車椅子はお願いしてないけど。。。」
と言ったら
「お?そうなの? でもこんな時だから、乗っときな」
と預け荷物が出て来る所まで押してきてくれました。

このお兄さん、
本来なら、荷物もクルクルテーブルから取ってくれるし、
車のお迎えが来てる所まで車椅子を押して
荷物も持ってきてくれるそうな。。。
私が一緒なので、遠慮したけど。
飛行機飛ぶ前は
「車椅子なんて絶対ヤダ!」
と言っていた娘ですが、
今は
「最初っから車椅子でも良かったかも」
なんて言ってます、
さー、なんでだろうねぇ、
この違い、どこから来たんだか?!(笑)