お皿に残る最後の1個、、、
しかもそれがみんなの大好物だったら???
こんな時こそ人間性が出るというもの。
そして周囲の人たちとの関係性が試される時。
それを決定付ける出来事が
先日うちで起きました。
うちに来るホッケーガールズが大好きなデザート、
それはみんなに愛されしイチゴチョコ❤
罪作りなイチゴチョコちゃんたちが
今回の事の発端です(苦笑)
私はヒトが来るときにピッタリの量は作りません。
なぜならピッタリの量だと
みんな遠慮して手を付けないからです。
そのためいつもちょっと多め、
来客前はそれぐらいの量を目指して準備します。
みんなが大好物のイチゴチョコはなおさらです、
たくさん作ります。
コスコ(ん?日本ではコストコかな?)で売られている
大きなイチゴパック、
あのイチゴちゃんを全部チョコイチゴにします。
これだけあればケンカになったりせず、
みんなたくさん食べられるから、
という量です。
土曜日の夜、
アイスセッション2回を終えたガールズが
まとまって帰ってきました。
みんな腹ペコ&くたくたです。
しっかり夜ご飯を食べた後は、
デザート兼リカバリーフードの
イチゴチョコです。
しかしイチゴチョコを置くには
今あるお皿等をちょっと片付けないと
テーブルにはスペースがありません。
そんなわけで武道家でもある黒帯ガールズが
お皿やフォーク等をかたっぱしから片付けて
台所へと運んでくれます。
そしてテーブルに出来たスペースに
私は3皿に乗ったイチゴチョコたちを置きました。
私が台所に戻ってくると、
黒帯ガールズは
使い終わった食器を
今度は食洗機に入れています。
私は黒帯ガールズに
「あなたたちもあっちに座って、
イチゴチョコ食べていらっしゃいよ、
ここは後ででも良いんだから。」
と言うと、
「うん、ありがと。
じゃ、これ、イチゴチョコ食べたらやるから
このまんまにしといてね。」
とこれまたお行儀の良いこと❤
こんな健気な黒帯ガールズを見送りながら、
テーブルに乗っているイチゴチョコを見て
まずここで私の最初のひっかかり、
「ん?」です。
でーんと座って何もしない子が
どんどん食べちゃっているんです。
しかも速いの!(苦笑)
手伝いに席を立っていた他の子たちも戻ってきて
みんな勢ぞろいしても
その子はイチゴチョコを食べるスピードをゆるめません。
これを見ていた私は2度目のひっかかり、
今度は「うーん」です。
「一体ひとりでいくつ食べるつもりなんだ???」
そしてイチゴチョコが最後の1つになったときに、
その子が当然のように
手に取りかぶりついたのです。
ここで私のひっかかりも3度目に。。。
「他の子のこと考えないんかい?!」
ここまで来ると心配だぞー!?
さすがにこんな特急で
イチゴチョコを独り占めされたら、
周囲も黙っていませんよ。
「ねー、あんた、ひとりでいくつ食べたと思ってんの?」
と彼女の前に置かれたイチゴのヘタを見ながら
数人の子が言っています。
(ちなみに黒帯ガールズは何も言いません。)
ここでちょっと状況整理をしてみましょう。
まずイチゴチョコは30個以上ありました。
まぁ30個あったとして、、、
ガールズは全員で6人です。
1人5個はかならず食べられます。
でもこのでーんと座って何もしない子は
ひとりで12、3個は食べているんです。
そうなると彼女を抜いた5人の子は
1人約3個半しか食べられないわけです。
そしてこの子が最後のイチゴチョコに手を伸ばし、
「人生では自分勝手にならなきゃならない時があるのよ!」
と言ったとき、
「アウト!!!」
と私は叫びそうになりました。
もうあの場の凍りつきと言ったら、、、
恐ろしいものでしたね。
しかしこれを言った子は
周囲が北極海のこの状況に
全く気付いていません。
黒帯ガールズは顔を見合わせたままかたまっているし、
他の子たちはびっくりしすぎて声が出ません(苦笑)
イチゴチョコのお皿が全部カラになったので、
「じゃ、全部片付けようか」
という誰かのひとことで
みんな救われた気がします。
そして、ここからは翌朝、
私と娘のやりとです。
娘
「昨日びっくりした。最後のイチゴ、、、」
とポツリと言って黙ってしまったのです(苦笑)
私
「あんなに食べたいなら、
『最後の1個、食べて良い?』
って言えたら、まだ救われたんだけどね」
娘
「いやぁ、CちゃんとDちゃんが台所やってるときに
待ってるどころか、すごいたくさん食べちゃうし、
あの最後のフレーズは勝手すぎるというか。。。
しかも自分ちでもないし。。。」
とまだドン引きしている(苦笑)
私
「みんなよりもチョコイチゴをたくさん食べれたことに、
今日も彼女は勝利を感じていると思う。
でも、彼女のイチゴチョコの勝利、次回はないかもねぇ。
だって他の子のドン引きったらなかったもん。
チームスポーツだしさ、
あーゆー子は次から呼ばれなくなっちゃうんじゃない?」
娘
「なるほどね。
次回は無しか。
うーん、それ、すっごいありえそう。。。」
そして時は過ぎ、2週間後の春休み。
「やったー、明日は学校ないぞ!」
ということで、
再度やってきました。
練習後の夜ご飯、
うちでみんな一緒にまったりタイムです❤
もちろんイチゴチョコもたくさんあります。
でも今回は競争するように
急いで食べなくて良いんです。
なぜって?
それはもちろん「彼女」が同席していないからです。
そうです、やっぱり「彼女」は外されたそうな。。。