ずーっと浴衣を自分で
縫いたいとは言っていたけど、
夏休みの最後の週になって
「今からやろうよ!」
って言うことないと思うんですが、、、(苦笑)
オカンとしては
「なんで今?」
「やるならもっと早く言えって、
あれほど言ったのにぃぃぃぃぃ」
であります。
まったく息子はいつもこう。
「だーけーどー、
まだ将来何になるか
分からない若者だしね。
なんでも学びたいって時に教えないと、
伸びしろはながーく進まない。
彼のリクエストは却下せずに、
私、頑張れ!」
と自分を励ますしだいであります(笑)
昨日の初日は
生地屋さんへ行き、
布を選んできました。
そして型紙を切って、、、
「えーーーー、
なんでこんなにジグザクなの???」
そうだった、
彼は左利きだった。
ハサミが合わないと、
上手く切れないんだった。
想定外の所で、
すでにつまずきました(苦笑)

今日の2日目は、
布の上に型紙を敷いて、
縫いしろを付けるところまで、
という予定です。
ここで「わ」とは何か、
そして布には「みみ」があること、
布の方向、
(それと型紙の矢印の方向を合わせる)
こんなことを説明をしました。

型紙を布に乗せて、
このマチ針で止めるときに、
「なんでそうやって出来るの?」
と聞かれました。
なんのことかと思いきや、
布をなるべく持ち上げずに、
マチ針で布をちょっと
すくったら差し込む、
「これね、コツがあって、
慣れたらすぐにできます。」
対面式でマチ針のさし方も見せます。
ほんとにちょっとのことなんですけどね。
ほとんどすべてが初めての
息子にとっては
いちいち感動らしいです(笑)

彼はインチと言う単位で
生活しているので、
この30㎝物差しが
珍しいらしいそうです。
ちなみに、
この物差しは私が1年生のときに
学校で配られた物です。
かなり古いです。
私の物持ちの良さに、
息子はびっくり。
次に使うチャコペンも
初めて使うので
「これ、なぁに?」
状態です。
そしてこのチャコペンは
旦那のおばあちゃんの
妹さんの物でした。
そうです、
私の30㎝物差しよりも
ずっと古い!
息子には
「なんでまいちゃんが持ってんの?!」
とびっくりしてきかれました。
「彼女が亡くなったときに、
父ちゃんのお母さんが
譲り受けたのだけど、
自分でお裁縫はしないから
ずっと使わなかったんだって。
でも捨てられないし、、、
で、保管したまんまだったけど、
私がお裁縫するって知って、
編み棒や糸切りハサミと一緒に
私のところにたどり着いたんだよ。」

さて今日はここから
ミシンかけの練習を少し始めます。
直線縫いとジグザグ縫い、、、
あ、その前に、
手回しは自分のほうへ、
針を落とす、
押さえをおろす、
そこからですね(苦笑)
糸設定は私がやっておきました(笑)
もうミシンの説明まで全部教えていたら
あと3日じゃ絶対に終わらないもんっ。

このミシンは私が10歳か11歳のときに、
銀座のデパートの手芸売り場で、
母に買ってもらった物です。
プラスチックの所の色が
変わってしまっているけど、
まだまだ動いてくれます。
時々、糸調子がヘンになるけど(苦笑)
ミシンでも
私の物持ちの良さに
びっくりする息子。
「変にコンピューターチップが入ってないし、
丈夫な機械だからね。
なんといってもジューキさんだもん💛」
私、刺繍はミシンでやらないので、
頑丈で縫い目がしっかりしていて、
からまったりしない、
そんなミシンが私には合っているんです。
それにしても
足ふみ(フットコントローラー)の
押し具合というか、
感覚がまだつかめない息子。
自分の指まで縫うんじゃないかと
見ていて怖いぐらい、
ガーーーーーッと
縫い始めてしまったりしています(苦笑)
「あと3日で彼の浴衣は出来上がるのかなぁ、
うぅぅぅぅ」
と唸る私を横に、
ご当人様は
「これ作ってニューヨークで着るんだぁ❤」
とお気楽モード、
目には❤が入っています。。。
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