日本人という人種が
どんだけ少数民族なのかを感じる
海外あるある。。。

どこでも食べられそうな
喫茶店で用意されているお料理。
もちろんですが
そんなもんは海外にありません。
喫茶店、カフェに限らず、
「日本なんちゃら」
という看板を見つけたときに、
騙されてはいけません。
客集めのためだけに、
お店の名前に
「日本」
をつけているところが
やたらと多いのです。
それでも内容が良ければ
問題はないのですけど、
大抵の場合は残念で悲惨な結果です。

しかし、今回やってきたのは
ここマンハッタン。
日本人オーナーさんと
スタッフさんがやっている
こじんまりとして落ち着いた
日本のカフェDavelle
があるとのこと!
息子が言うには、
すでに定評があるらしく、
「週末に行ってみたら
外まで人が並んで待ってた」
とのこと。。。
よし、行ってみよう!

今日も歩く気まんまんで
張り切って出てきたのに、
このカフェ、
息子のアパートからすぐ、、、
っていうか
「真裏じゃん!(笑)」

お店の前に立ってみると、、、
右側のドアを入ると、
飲み物だけ買える喫茶店。
左側のドアを入ると、
お食事もできる喫茶店。

私たちはこの日、
お食事のできる喫茶店が
開く前に着いてしまったので、
まず右側に入って飲み物だけ頼みました。
紙カップでも
簡単そうにラテアートを
きれいに仕上げるお兄さん、
お見事です。

15分後にその飲み物を持ったまま
隣りのお食事ができる方へ移動。

私はあんこ、息子はレモン、
どちらもトーストです。
あんこは甘すぎず、
バターの風味とちょうど良い❤️
レモンのほうも
酸っぱさはほとんどなく、
とにかくレモンの香りが
さわやかに口の中で広がります。

そしてベースとなっているパン、
これがふわっふわだけどもちもち。
日本のパン屋さんで
毎日作ってもらっている
厚切りトーストなんだそうす。
やっぱり日本のパンだぁ❤️

どれも繊細、
日本の味。

あんこのほうは、
「これ、メニューに出すか
みなさんで悩みませんでしたか?」
と私は思わず、
お店のお姉さんに
聞いてしましました。
海外だとあずきは
「おかずでしょっぱい豆」
という感覚の人が多いので、
甘くしてしまうと
嫌がる人がとても多いのです。
ということで、
日本人シェフやパティシエにとって、
あんこメニューを入れるか入れないか、
これは結構悩みの種なんです。

トーストを頂きながら
メニューを改めて見てみると、
みなさんであれこれ意見とか考えとか
時間をかけているなぁ
というのが
伝わってきます。
日本の当たり前が
ここでは当たり前ではない、
通用しない。
けど、美味しいもんは美味しいんだ!
と静かに主張しているメニューです。

そんなことを考えていると、、、
なんか良いニオイがしてきました。
「これ、カレーのニオイ!?」
そんなことを言う私に息子が
「ここのカレー、
すっごい人気なんだよ!」
と言うではないですか。
今、トースト食べてお腹いっぱい、
「もっと早く言ってくれ!」
って気分です。
自分でも思います、、、
「私、どんだけ食いしん坊なんだ!(笑)」

でもそんな私を見ていた
お店のお姉さん、
とっても優しい対応をしてくれます。
「ちょっと味見、してみますか?
あ、でもまだ全然カレーには
なってないんですけど、、、」
もちろん、速攻で
「はい、ぜひ、よろしくお願いします!」
と答えてしまいました。

味見したカレーですが、
私の一言目は
「これ、玉ねぎをずっと、、、
かなり根気よく炒めてますよね?!」
です。
お野菜の甘みが
最大限に引き出されていて、
とても美味しいんです!
玉ねぎをカラメル状になるまで
しっかりじっくり炒めないと
この甘みは出ないはずです。
あぁぁ、これは仕上がったら、
そりゃ美味しいカレーになるだろうよぉ。

よし、次回はカレーを食べる!
そう強く誓った朝でした。