帰国するたびに
「ジブリミュージアムへ行こう!」
と言っては、
予約受付画面の
「定員締め切り」
にがっかりしていたのだけど、
今回は行くことができました。

ジブリは前の月になるまで、
予約を入れることができません。
なので、
月が変わってすぐに予約を入れる!
ということをしないと
行けなかったんです。
ここに来るまでに
しっかり学びました。

実際に行ってみると、
屋内も屋外も
たくさんの工夫が凝らされていて、
こんなお家に住めたら
楽しいだろうなぁ、
と感じる作りでした。
ステンドグラスの入った窓、
外から見える窓には
ニャンコが居たり。
トトロが出迎えてくれていたり。

普段ならお金をかけなくて良いところに
かなりのお金がかかっている、
至る所にそんな贅沢さを感じます。

絵が描ける人の
「さらっとスケッチしたのもの」
は、もうレベルが高すぎました。
「さらっとスケッチで、
あんなふうに書けたらなぁ」
と、ここでは思わず心の声が
漏れてしましました。

現実味あるサイズの猫バスも
迫力ありました。
おちび子ちゃんたちが
遊べるようになっていて、
きゃっこらきゃっこら遊ぶ姿は
可愛らしかったです。

が、おひとり、
かなり怖かったのか
大泣きしている子が居て。
お母さんが
「猫バスと一緒じゃなくても
良いんだよ?」
と困っておられました。
せっかく来たのにね、
子供と一緒だと
こういうこともありますよね。

子供さんのたどたどしい言葉でも、
お母さんが目の高さを合わせて
きちんとそれを受け止めていて。
特にアメリカ生活の長い私には
子供にかける時間の贅沢さや
直面してあげることの優しさ、
当たり前に感じる風景だけれど、
それは当たり前ではないことなんです。
だから
「全てのお母さんがこんな人だったら、
不幸な子は存在しないのかも?」
なんてふと考えていた空間でした。